おすすめの笠智衆が出演している日本映画DVDの紹介

おすすめの笠智衆が出演している日本映画DVD

おすすめの笠智衆が出演している日本映画DVDの紹介

笠智衆が出演している日本映画のDVDで、インターネットで買えるものの一覧です。実際に見た人の感想を掲載していますので、お勧め度もわかります。DVD選びの参考にしてください。




発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
4725円
発売年月
2008-10-24
リージョンコード
日本(2)
タイトル
私は貝になりたい <1959年度作品>

制作
東宝
監督
橋本忍

出演
フランキー堺
新珠三千代
水野久美
加東大介
笠智衆

どれほどDVD化を待ち望んだことか..
レビュー日:2008-07-30  評価:★★★★★
本作は1959年の映画版です。
1年前の1958年にテレビで放送され多くの支持を得たことから映画化されました。
テレビは、当時前半の30分はVTRを使用し、後半は生放送されていた時期です。
ですから、テレビドラマ版は完全な形で現存するものは無いそうです。

翌年に作られた映画は、テレビを見ることが出来なかった家庭も多く
かなりの観客動員数を記録しています。
その後にテレビで何度も再放送されましたので、後の印象としてこちらの作品がメジャーになりました。

映画のキャストはフランキー堺さん以外はテレビとは異なりますが、
当時、多くの人達が再び映画館で涙を流しました。

平和な散髪屋の店主を営んでいた主人は、
近所でも評判の家族を愛する優しい父親だった。
しかし、戦争は彼に赤紙(召集令状)を届ける。
終戦間際、彼は兵役に就き捕虜処刑を命じられる。
気後れしたので、銃剣で少し傷を負わせただけなのに...。

「人間なんて厭だ。牛か馬の方が良い・・・」
「・・・いや牛や馬ならまた人間にひどい目にあわされる・・・」
「どうしても生まれ代わらなければならないのなら、いっそ深い海の底の貝にでも」
「貝だったら、深い海の底の岩にへばりついているから、何の心配もありません。
・・・・・どうしても生まれ代わらなければならないのなら、私は貝になりたい」

テレビ放映、そして本作、後に所ジョージのテレビ版、
中居正広の近々公開版へと繋がる。
この作品は主演する役者さんの熱演が見事で、フランキー堺さんも所ジョージさんも素晴らしかった。
きっと、中居正広さん最高の演技を見られるものと思います。

その公開を記念して初DVDとして発売される本作、見事に作品に仕上がってますよ。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1000円
発売年月
2007-08-20
リージョンコード
日本(2)
タイトル
東京物語

制作
Cosmo Contents
監督
小津安二郎

出演
笠智衆
東山千栄子
原節子
杉村春子
山村聡

半世紀前の日本人と日本
レビュー日:2008-11-09  評価:★★★★★
この映画を観る前の認識は、
「小津安二郎の最高傑作で、世界の歴代映画ベスト100をやると必ず入る映画」
でした。

パンアップの切り替えを多用とか、コンテを切ったとか、50mmのレンズだけを使ったとか、キャメラを低い位置で固定とか、そういう技術的な話は置いておきます。

まず、半世紀前の日本人と日本を観ることが出来ます。(それに、大好きな尾道が舞台。)
戦後8年目(1953年)に公開された映画ですが、もうこの時点で核家族化による大家族の崩壊が描かれています。

熱海で相模湾を眺めている老夫婦のショットの物悲しさ。
あの黄昏っぷりは、本当に心苦しくなる。

笠智衆が
「あんたが一番わしらによくしてくれた。ありがとう。」
と言って、原節子が泣くところでは、涙が出てきました。

今半世紀以上経って、この映画を観て理解できない日本人は、かなり多くいると思います。
この映画を日本人が観る時は、ヴェンダースの「東京画」と併せて観なくてはいけない。

親の心子知らず
レビュー日:2008-09-22  評価:★★★★☆
海外での評価も高い小津安二郎の代表作『東京物語』をNHK・BSで再見した。いわゆるホームドラマのパターンを形作ったといわれるローアングルと、独特の空気感を産み出す切り返しショットは、小津作品と一目でわかるオリジナリティ。尾道の老親(笠智衆、東山千栄子)が東京に住んでいる子供たちの家を訪ね歩くといった一見平凡な風景の中に、核家族化に伴う親子関係の分断という現代にも通じるえぐいテーマが何気なく据えられている。

町医者(山村聡)の長男宅に泊まっても孫には避けられるし、長女(杉村春子)が営む美容室ではあからさまに邪魔者扱いされ、行きたくもない熱海へ追い出されてしまう。唯一2人に親切に接するのが、死んだ次男の嫁(原節子)という血のつながっていないあかの他人である。その原節子演じる紀子の存在によって、文句を一切口にしない老親に対する「親の心子知らず」な子供たちの冷たさがいっそう強調される演出は見事である。

映画は、とみ(東山千栄子)の急死という形で非常に後味の悪いエンディングを迎える。母の危篤で尾道の実家に久しぶりに集まった子供たちであるが、ここでもまた親の死よりも自分たちの仕事や家庭を優先させる血も涙もない姿が描かれる。近年『歩いても歩いても』や『トウキョウソナタ』など崩壊する家族関係をテーマにした作品を数多く目にするが、昭和28年(55年前)にその兆候をすでにかぎつけて映画化していた小津の慧眼には恐れ入る。

「孝行をしたい時には親はなし、さればとて墓に着物は着せられぬ」

これぞマスターピース
レビュー日:2008-08-03  評価:★★★★★
昔の映画はスローだ。 でも、この映画は退屈しなかったと言うより むしろ、最初の風景からすぐ引きずり込まれる。 おずさんの風景の描写の美しさ、音楽の効果、原さんの天使の様な美が魅力的なのは言うまでもないが、私たちが忘れている心を思い出させてくれるのがこの映画だ。 地方の方言、そして昔の標準語これだけ美しかったかと思い知らされる。  人の死を前にしての切なさを温かく描いてある。 見ると海外で絶賛されている理由がわかる。 この映画を見て感じる感情は万国共通だという事。 そして、登場してくる俳優さん、全員がすごくいい。 この値段で損はない。 購入をお奨めします。  

日本映画の至宝をこの廉価で入手できる幸せ
レビュー日:2008-05-21  評価:★★★★★
日本映画の誇る、世界の映画史に輝く大傑作。親子の関係、老夫婦の情愛と淡々と現実を受け入れる姿、まだ陰を落とす戦争の影響、地方から人を吸収する大都市での庶民の生活等、今も変らぬ人間関係の真実を見据える視点が本作を小津映画でも別格のものにしている。名場面だらけで一瞬たりとも目を離せないが、眠れぬ熱海の夜を過ごした夫婦が海岸の防波堤に佇んで朝日の中でお互いをいたわる場面、そして原節子演じる義理の娘・紀子(娘が生まれたらこの名前にしようと決めていたのですが、、)が感情を爆発させ泣きくずれる場面は邦画史上不滅と言っていいでしょう。ロウ・アングルでの撮影等の技術面は既に語り尽くされているので私が付け加えることは特にありませんが、主要場面の合間に煙突、看板等を何気なく映す小津節のリズムが何とも心地よい。映画が呼吸している。

1953年公開の映画は「ローマの休日」等傑作が多いが、著作権満了を目前にして映画の著作権を延ばそうとした政府が歴史的な立法ミスをし、そのために著作権が満了してしまった。本作をこの価格で入手できるのはその事情が大きく影響しているのだろう。複雑な気持ちだが、価格破壊は歓迎だ。松竹が出していたDVDを観たことがないのでそれとの比較はできないが、画質は昔銀座並木座等のスクリーンで観たものより遥かに良い。音もドルビー・デジタルだ。「晩春」よりもS/N比は良い。よって廉価版だからと敬遠する必要はないだろう。ただし、パッケージの中にはディスクが1枚入っているだけで、裏カバーに印刷されている数行の文章がこの映画に関する解説の全て。しかし、この映画についてはいくらでも本やネットで評や参考情報を入手できるから、不便さはないでしょう。この不朽の名画をじっくり味わって下さい。

テーマは普遍的で
レビュー日:2008-03-25  評価:★★★★★
戦後直ぐに撮られた映画であるが、親子の絆という普遍的なテーマを扱っている為に、ストーリー自体はいささかも古さを感じさせない映画だ。広島の尾道から子供たちの顔を見ようと当時としては一世一代の大旅行の果てにたどり着いた東京で子供達に受けた扱いは、決して歓迎されたものではなく、実の子供以上に長男の嫁や長女の婿など義理の子供が逆に気を使っている有様。その伏線の後に次男の嫁の未亡人の原節子が実の子供に代わって甲斐甲斐しく世話を焼く。厳しい現実と向き合いまじめに生きている長男と長女を単純に非難することは出来ないが、その対比の構造が最後まで貫かれているが、救いは笠智衆が同郷出身の東野栄二郎と飲みながら語る「欲を言ったら限がない。我々は幸せな方だ」と自分にも言い聞かせる様な台詞はなかなか説得力のある印象に残るシーンだった。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1000円
発売年月
2007-08-20
リージョンコード
日本(2)
タイトル
晩春

制作
Cosmo Contents
監督
小津安二郎

出演
笠智衆
原節子
月丘夢路
杉村春子
青木放屁

理屈をこねず、原節子の輝きを味わいましょう
レビュー日:2008-06-08  評価:★★★★☆
 仲の良い父と年頃の娘が迎える縁談話を扱ったストーリー。ジェンダー批評の視点を取らずとも、ヒロインがあまりに父親思いの清楚な娘であるところが、限りなく男目線の映画ではある。(ただし、父離れできない娘に対する父親の優しさが、そのような薄っぺらな批評をかなりの割合で帳消しにしてくれるのが救い。)

 そして、この脚本を支えるべくその魅力が全面的にフィーチャーされている原節子は、モノクロ映画ながら輝くばかりに美しい。和装&洋装のギャップ、酒の相伴シーンでのオヤジ殺し、海辺の自転車デートでの爽やかな色気、等など、彼女の魅力に完全にオンブした構成になっている。が、それで良い(笑)。

 なお、父娘の感情の機微を過剰に読み取ろうとしたポストモダン批評の象徴的事例として、終盤の京都旅行のシーンで現れる「壷のシルエット」を巡った論争がある。(詳細は日本版wikiを参照。)色いろな解釈が述べられてきたシーンだが、そこに精神的な性的関係を読み取ろうとする解釈も結構行われている。が、やはり普通に余情を盛り上げる1風景カットとしてみるのが自然だと思う。

 80年代のポストモダン映画批評が無いと小津シネマの再発見など無かったことは確かだが、どうも偏愛の果てに妙ちきりんな議論にこの映画は晒されている気がする。大根スレスレな老け芝居を見せる笠智衆演じる父親のように、素直に原節子の魅力を愛でながらストーリーのやるせなさを味わえれば、それで十分良いと思うのだけど。。

 星が1つ足りない理由は、僕が考える小津シネマの魅力は、ほのぼのしたヒューマニズムと冷徹な社会派リアリズムのバランスにあるのだが、この作品では後者の要素が無い。だから興業的に成功したということもあるのでしょうが、この点が個人的に減点対象でした。が、しみじみした良い映画だと思います。

最高に輝いている原節子に接することのできる、お得な作品
レビュー日:2008-05-18  評価:★★★★★
小津安二郎の最高傑作といえば東京物語を挙げる人が多いでしょう。私も異論はありませんが、小津安二郎が原節子を起用した作品で一番好きなのはどれかと問われれば私は本作を選びます。父から離れたくないと心情を吐露する娘に、父が幸せは夫となる人とこれから作っていくのだ、それが歴史の順序だと諭す場面がハイライトとなる、縁談を巡る父と娘の物語。様々な本等で解説されているので私のやぼなレビューは短く切り上げますが、最初1/3ほどの原節子の笑顔がほとんど途切れない場面の連続に惹かれます。それと戦後すぐの人の少ない鎌倉の風景(特にサイクリングの場面最高!)等、高度成長期に突入して変貌をとげる前の古きよき日本の描写が魅力的です。

それにしても、この名画のDVDをこの低価格で入手できるとは! 著作権が切れた影響が大きいのでしょう。松竹が出していたDVDを観たことはありませんが、本作の画質は悪くありません(少なくとも昔に銀座並木座等で繰り返し観た画面より遥かにきれい)。音質はさすがに昔の映画故S/N比の点で仕方ない面もありますが、一応ドルビー・デジタルです。パッケージを開けるとディスクが1枚入っているだけの素っ気なさですが、お得な1枚であることは間違いないでしょう。

すべての映画ファン必見
レビュー日:2007-10-02  評価:★★★★★
 小津作品の系譜には、この「晩春」以前と「晩春」以後がある、と言っても過言ではない、昭和24年製作の金字塔。そしてこれ以降の小津作品の多くに「変奏曲」として奏でられるさまざまなパターンを確立する。
そのパターンとは、
1.鎌倉または東京山の手の「中の上」の人々が主人公になり、生活苦にあえぐ人々は主人公に はならなくなる。
2.適齢期を迎えても嫁に行かない娘をかかえる家族の悩みが重要なモチーフとなる。
3.東宝から原節子が初めて招かれ、以後小津組常連となる。
4.笠智衆の「上品なフケ役」が確立する。
5.文学座のエース杉村春子が初登場して円熟の演技をみせ、以後新劇系の芸達者たちが次々と 登場する(中村伸郎、東山千栄子、東野英治郎etc)。
6.それと同時にそれまで小津組の常連だった、吉川満子、飯田蝶子、坂本武といったひとたちは出演しなくなる。

といったところです。ちなみに小津監督が原節子を見初めたのが、山中貞雄の「河内山宗俊」(昭和11年)だそうですから、出演にこぎつけるまで戦争をはさんで10年余り。この作品での彼女の輝くばかりの美しさを見れば、待った甲斐はあるというものです。








発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1000円
発売年月
2007-08-20
リージョンコード
日本(2)
タイトル
麦秋

制作
Cosmo Contents
監督
小津安二郎

出演
原節子
笠智衆
淡島千景
三宅邦子
菅井一郎

淡々としたホームドラマ
レビュー日:2008-01-13  評価:★★★★★
 小津の映画の中で 個人的に一番好きなのが本作だ。

 婚期を逃しかけていた娘(原節子)が結婚し、秋田に引っ越すことを機に 大家族が離散し核家族に分かれていく様を いつもの通り 淡々と描いている。原節子の結婚相手は 子連れの男やもめであるというような 若干の「事件性」は有るものの 基本的には ごくありふれた家族ドラマだ。

 そんなドラマなのだが 何べん見ても飽きない。

 原節子が結婚を決意した際に 姑になる 杉村春子が「あんぱん食べる?」という名高いシーン、
 一家離散が決まった後に行う家族の集合写真撮影の場面、

 原節子が友人の淡島千景と結婚を決意した気持ちを伝える場面、



 ありふれていながら妙に心に残る場面が忘れがたい。中でも 僕は最後に 麦畑の中を歩いていく婚礼の行列の美しさには 毎回惚れ惚れとしてしまう。

 こういうホームドラマを 果たして今の僕らは作ることが出来るのだろうかと思ってしまう。そう おそらくとても難しいのだ。

隠れたムフフ映画…
レビュー日:2007-10-14  評価:★★★★★
セーター姿の原節子の乳首のポチポチが妙に気になります。隠れたムフフ映画ですね。別の意味で男性ファンを引きつける小津作品です。

極め付きの叙情!!
レビュー日:2007-10-03  評価:★★★★★
 「晩春」、「東京物語」と並び称せられる小津の代表作。「晩春」の続編のようでいて、味わいは大いに異なる。すなわち原節子が嫁に行くことにより、一家が期せずして崩壊してゆくことを、ある種の諦念というより無常観をもってきわめて叙情的に描いている。そして小津作品における原節子の「嫁に行きそびれている」娘役はこれで終わり。

 配役もひねりあり。笠智衆は原節子の兄の役で、その嫁に三宅邦子、父親役はなんと溝口組の常連の菅井一郎、母親に東山千栄子、原節子と最後に結婚するバツイチの医者に二本柳寛、その母に杉村春子、奈良から来る原のおじいさんに「七人の侍」の村長の高堂国典(好演です)。

 心に残る名場面は、原がとなりの杉村を訪ねたときに、息子の二本柳が留守でいないのに、彼と結婚すると突然決意表明するところか。そのときの杉村の喜びをあらわす演技は素晴らしいし、最後に原に

「ねえ、あなたあんパン食べる?」

と尋ねるのがおかしくて絶妙です。これも今では絶対に作れない映画。必見。








発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1000円
発売年月
2007-08-20
リージョンコード
日本(2)
タイトル
お茶漬の味

制作
Cosmo Contents
監督
小津安二郎

出演
佐分利信
木暮実千代
鶴田浩二
笠智衆
淡島千景

小津監督映画屈指の、心に染みる名場面・名台詞
レビュー日:2008-10-06  評価:★★★★★
1952年の作品。白黒。心に染みる名場面・名台詞が多く、小津監督の映画の中で私にとってベスト5に入る作品だ。小さな危機を迎えた夫・茂吉(佐分利信)と妻・妙子(木暮実千代)が、映画終盤でひょんなことから深夜にお茶漬けを作り、茶の間に運び、お茶漬けをすすりながら会話をし、夫婦の絆を確認する二人芝居が見事。自分の勝手な行動を謝り、夫が好む、遠慮や気兼ねのない気易さがやっとわかったと云う妻に対して、夫は「もう何も云うな。」と制し、「夫婦はお茶漬けの味なんだよ。」と夫婦の本質を語り、お前と一緒になって今日ほどうれしいことはない、と心情を吐露する名場面だ。名台詞・名場面は他にもあり、例えば見合いを封建的だと嫌がり、恋愛にあこがれる節子(津島恵子)に対し、登(鶴田浩二!)が、大きな神様の目から見ればどっちだって同じ、と語る場面。最後に妻が職業婦人の友人・アヤ(淡島千景)達との会話で、妻は夫の一部しか見ていない、夫は家では鈍感に見えるが、外では競争が大変なんだと夫達を見直す場面。妙子が節子に対して、婿選びでは、外観ではなく、男の人の頼もしさが一番大切だと説く場面。シンプルだが今にも通じる箴言が多く、現在夫婦である人、これから夫婦になる人には是非観てほしい映画だ。

華やかな女優の競演はもちろん、妻の小さな嘘を見抜きつつ、妻を大きな愛情で包む、朴訥な頼もしいサラリーマンの夫を佐分利信が好演。彼岸花と違って、節子の見合い嫌いに理解を示す役回り。小津映画の基本パターンは本作でも踏襲され、小津ワールドに心地よく浸れる。戦後の銀座、大磯駅、後楽園球場等に加えて、パチンコ、競輪等のサラリーマンの娯楽の情景が織り込まれており、興味深い。笠置衆は、茂吉の戦友・パチンコ店の主人役。戦後の復興の中でも戦争の陰は本作でも微妙に投げかけられている。茂吉のパチンコ論も面白い。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
5229円
発売年月
2002-12-04
リージョンコード
日本(2)
タイトル
北の国から 83 冬

制作
ポニーキャニオン
出演
田中邦衛
竹下景子
吉岡秀隆
中嶋朋子
地井武男

蛍の演技が印象的
レビュー日:2006-04-21  評価:★★★★☆
雪の中に埋まった正吉の足が出てきたときの「やだ〜」という蛍の演技が印象に残っている。この頃の蛍はとても陰気で、20年後のきつさが嘘のよう。純と正吉が草太にラーメンをおごってもらうシーンの「そういうことか・・」というセリフの際の純の表情は爆笑もんですよ。

正吉君の男らしさ
レビュー日:2003-12-29  評価:★★★★★
この作品はまず正吉君の成長ぶりに驚きます!連ドラではそんなにかわらなかったのに、1年で正吉君は純よりも頭ひとつ大きくなっています。体だけでなく、中身も成長していますよ。それはやはりつらい家庭の事情などが成長させたのでしょうね。この話を観ると正吉君が蛍を好きになっていく過程がわかります。そして正吉君が男らしく立派になっていく理由が伝わります。

テレビシリーズのような印象
レビュー日:2003-08-12  評価:★★★★☆
今回のDVDで初めて見ました(放送から20年後!!)。90分なのでどちらかというとまだ連続テレビシリーズのような印象ですね。これから続くスペシャル版に回想シーンなどでよく出てくる場面が多いので必ず見ておきましょう。これを見ておくと「98時代」正吉のプロポーズシーンがまた良くなります。

名優、笠智衆氏の熱演が素晴らしいスペシャル版第1弾
レビュー日:2002-12-09  評価:★★★★★
1981年から2002年までの長きにわたり国民的支持を得たテレビドラマ「北の国から」の、シリーズ放映後のスペシャル編第1弾。北海道富良野の麓郷で夢の丸太小屋暮らしを始めた黒板一家。五郎(田中邦衛)は幼なじみ笠松みどり(林美智子)の子供である正吉(中沢佳仁)を預かることになる。だがみどりが五郎を連帯保証人とし多額の借金をしていたことが発覚。五郎の土地が差し押さえとなることを正吉は知り責任を感じる。そんな折、麓郷出身の名士、沢田松吉(笠智衆)なる古老が現れ五郎の借金を肩代わりすると言い出す。しかしその老人には悲しい過去が・・・。今はなき名優、笠智衆氏の熱演が心に残る名作。

正吉
レビュー日:2002-12-08  評価:★★★★☆
正吉ファンに是非。これを見るとその後(92巣立ち)自衛隊員になった正吉が黒板家を訪れ、五郎さんにお金を渡すシーン「おれも黒板家の息子だと思っていますから・・・。」が泣けること泣けること!後の物語を深く知るためには欠かせない一枚です。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
980円
発売年月
2008-10-08
リージョンコード
日本(2)
タイトル

制作
ワーナー・ホーム・ビデオ
監督
黒澤明

出演
寺尾聰
マーティン・スコセッシ
倍賞美津子
笠智衆
伊崎充則







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
2800円
発売年月
2008-06-27
リージョンコード
日本(2)
タイトル
秋刀魚の味

制作
松竹ホームビデオ
監督
小津安二郎

出演
岩下志麻
笠智衆
佐田啓二
岡田茉莉子
三上真一郎







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
1000円
発売年月
2007-08-20
リージョンコード
日本(2)
タイトル
父ありき

制作
Cosmo Contents
監督
小津安二郎

出演
笠智衆
佐野周二
津田晴彦
佐分利信
坂本武

男達の「仕事と家庭」、そして。。
レビュー日:2007-12-20  評価:★★★★★
 1943年、太平洋戦争中の作品。「一人息子」が母と息子を描いた映画なら、この映画は父と息子を描いた話である。仕事のため全く一緒に暮らせない父子関係と対比的なタイトルも意味深長だ。東京と地方の対比、学歴信仰、親子のすれ違いと愛情、サラリーマン人生など、他の小津作品と同じエッセンスが見事に凝縮された作品世界は相変わらず見事だ。「職業人≒男」だった時代柄か、徹底して男しか出てこない珍しい映画でもある。

 川のように静かにストーリーが流れる他の小津映画に比べ、時間と舞台がテンポ良く進む本作品の編集は、目まぐるしく転がっていくしかない現代職業人の生き方を表してるようだ。(節目に出てくる川釣りのシーンの象徴的なこと!)60年以上前の作品とは到底信じ難いこのリアリティから、小津の卓越した才能はもちろん、日本の産業社会化は高度成長期の遥か昔から始まっていたということも確認できよう。

 脅迫観念に駆られたように父子の葛藤や家庭の崩壊を描くことが「ステレオタイプ」になったここ20年程の映像作品に比べ、仲の良い父子の愛情を素直に描いた本作品は逆に新鮮だ。(教師と生徒の触合いにも同様の新鮮さを感じる。)

 ほのぼのとしたストーリーと並行して現実の重さを描ききるのが小津映画の特徴だが、本作品では比較的リアリズムとヒューマニズムのブレンド具合が後者に偏っている。このブレンド具合は、仕事に疲れた現代人にオススメの一本といえよう。しみじみ味わえますよ。

<余談>
 この映画の細部を読解していくと、「仕事と家庭」に「戦争」というテーマが巧妙に重なっていることが分かる。(詳しくは1度通して見た後にネットで検索してみてください。)厳しい検閲を綿密な計算で通した構成から、小津映画の最高傑作としばしば評されるのも頷ける。

 仕事人間のための家庭映画としてほのぼの楽しんだ後、反戦映画としてもう一度見ることができるという、驚愕の映画。

人生観が変わりました
レビュー日:2007-10-14  評価:★★★★★
 本作は昭和17年製作、つまりは戦時中の作品でありながら、それを示唆するものは一切出てこない。軍服を着た通行人すらも。それだけでもある意味驚異の映画であると思う。それでは何故これで当時の検閲を通過したかというと、メインテーマの「父親の権威」を隠れ蓑にしているからと伝え聞いた。もう少しあとの黒澤の「一番美しく」や木下の「陸軍」などが、軍のプロパガンダに安易に迎合した(させられた?)ために、芸術としての価値をいかに貶めているかを考えると、本作の孤高の地位は際立っていて、やっぱり驚異の映画としか言いようがない。
 
 もちろん映画としての出来も超一流。本人同士の意志に反して離れ離れになって暮らさなければならない笠智衆と佐野周二父子の愛情を極め細やかに、かつ叙情的に描いている。笠智衆は本作が初の老け役。それと当時の日本人がいかに礼儀正しいひとたちであったかが、本作を観るとよくわかります。それは検閲のせいであると反論するひともあるだろう。しかし昨今のTVや映画における不快で下品な言葉遣いにもはや吐き気が出るほどウンザリしている私にとって、本作には文化のオアシスのようなものを感じることができるなんて言ったら言い過ぎか?

 戦前戦中を左翼的歴史観の影響で「暗黒の時代」と一方的に決め付けているひとたちはもちろん、すべての映画ファンは必見。小津自身はそんなことを全然意識していなかったのだろうけれど、今観ると日本及び日本人っていったい何なんだろうと、不意に考えさせられる映画です。







発送可能日
通常24時間以内に発送
価格
2800円
発売年月
2008-06-27
リージョンコード
日本(2)
タイトル
二十四の瞳 デジタルリマスター 2007

制作
松竹ホームビデオ
監督
木下惠介

出演
高峰秀子
月丘夢路
小林トシ子
井川邦子
田村高廣