何度も繰り返し見たい名作です!!買ってよかった・・・
レビュー日:2009-05-20 評価:★★★★★
とにかくTV放映時、5話〜6話位から「これはいつもの大河と違うぞ。・・大バケするな」という予感ありありでした。見れば見るほど、ぐいぐい引き込まれる。篤姫と篤姫をとりまく登場人物達がすごいエネルギーを放っており、「少し位史実とあってなかろうが、ホームドラマっぽい要素があろうが、そんな細かいコトもうどうでもいいよ!!あなた達が魅力的だから!」と思わせてしまう魅力たっぷりの俳優陣が、次々と感動的な演技を繰り出して来ます。特に、会社のトップの方(社長さん達)が夜の席で「仕事で迷うことあったら、篤姫を見ろ!」みたいな事を熱く語っており、私の勤務先では、篤姫見ている女性たちが「日曜日まで待てないんですけど・・」と口々に言っている程でした。主役2人(宮崎あおい&瑛太)の演技は、素晴らしすぎて「いい仕事見せてもらったよ・・!!この2人、もう篤姫を最後に引退しちゃってもいいぐらい、最高の演技出し切ってるな・・」と思ってしまった程です。また、堺雅人さんの素晴らしさはもう説明するまでもありませんが、同じ位凄かったのが堀北真希さんの和宮の演技です。皇族なので最初はほとんどセリフがなく、和宮という高貴な姫宮の「複雑で微妙な心の移り変わり」を、表情だけで完璧に演じきってました。堺さん、堀北さんにとってもこのドラマは代表作の一つになると言えるでしょう。このドラマは、ただ歴史をドラマチックに脚色し、ホームドラマの要素を濃くしたから大衆にウケただけではなく、もう一つ大きな理由があると感じます。・・一人の女性が、自らの意思によって進路を選べず、自由が全くない時代の波にくじけず、自ら立ち向かっていく。「己の力で人生を切り開くぞ」と覚悟した時から、篤姫の顔は凛とした美しさで輝き、見る者の心を捉え始めます。「女の道は一本道。」と次々と起こる困難にへこたれず、背筋をピンと伸ばしてどこまでも進んでいくその姿・・・そのゆるぎない美しさに、現代社会の様々な不安や悩みを抱える多くの視聴者が思わず共感を感じ、励まされたからだと思います。そういう意味で、このDVDは大河ドラマ「食わず嫌いの若い方」「毎日仕事や育児や勉強等で頑張ってる全ての女性の方」「組織で上に立っている方」などに、是非オススメしたい作品です。
将軍・家定の死までは「篤姫中心」のお話。が、死後は傍観者のようになってしまった。
レビュー日:2009-04-05 評価:★★★★☆
徳川将軍家の正室として薩摩の島津家から幕末に13代将軍・家定に嫁いだ
「篤姫」の生涯を幕末の動乱と合わせて描く大河ドラマ。
破天荒な庶民派の姫君がお姫様に似合わぬ賢さで本家の養女に迎えられ、
義父・島津斉彬の画策する政略結婚で徳川将軍家に嫁ぐ。
13代将軍の家定は徳川の歴代の将軍の中で最も無能・・・などという評判だったが、
実は違う。そこから生まれるラブロマンス・・・・。
そんな流れで、家定が亡くなるまでは一応篤姫が話の中心であった。
そこまでは確かに面白いのです。
が、家定が死に家茂が第14代将軍になると話が急ぎ足になり、
様々な戦い(長州征伐・鳥羽伏見の戦い・戊辰戦争等)もほとんど流すだけ。
篤姫自身がそういった戦いに積極的に関わったり、動かしたりしたわけではないから、
そもそも篤姫を話の中心に持って来られるわけもないのだが・・・・、
それにしても「省略し過ぎ」な印象が拭えなかった。
特に戊辰戦争なんて全く描写されていない。
榎本武揚・小栗上野介が幕府を去るシーンで登場終わりである(汗)。
それと・・15代将軍・慶喜とももっと不仲だったのではないか?
史実への考証にも疑問が残る。
後半の幕府の危機に颯爽と仲介役として再登場を果たす「幾島」は
「友、遠方より来る」
的で演出が上手い。
「痛快な場面」を挙げるならそこか。
高いけど、いい作品。
レビュー日:2009-02-11 評価:★★★★☆
思い切って、購入しました。
於一(おかつ)が篤姫(養女)になり、御代(将軍の正室)となるまでを描いたセットです。
養女になった篤姫が成長していく様と御代となって夫である家定と真の夫婦を築き上げていく
ところが好きです。特に、家定が心を許し、御代との仲がよくなっていく様子が、演技や
表情だけでなく、2人の衣装の変化によっても明らかになっていくところが「粋」だと思う。
見事に反映されているところは、家定と御代が誰を大老に選ぶかという場面でのこと。
家定の身に付けている着物と御代の打ち掛けの中の着物が赤、家定の袴と御代の帯が同じ色で
同じ柄、その他の家定の表面に出ている色(衣装の)が白で、御代の打ち掛けが白地で赤い柄
であるというように、すべてにおいて、重なり合っている。その他の場面でも、2人の着物の
色が一緒になったりすることもあるが、この場面では、細かいところまで、合っている。
衣装を見るだけでも、2人の心の絆が強くなっていることが窺える。
5点としたいところだが、値段が高いということと、海外でも人気が高かったドラマなので、
英語の字幕があってもよかったのではないかということで、1点減らしました。
「徳川の土となる‥」
レビュー日:2009-01-01 評価:★★★★★
最終話のラストシーンが薩摩にいた頃の回想シーン。まだ若い篤姫がこちらに笑顔を投げかけて‥「完」。‥ドラマを見て涙を流すことなんて、ここ数年滅多になかったことだが、ラストシーンを見たあと涙が止まらなかった‥。実家から江戸城を攻められ様としていた時でさえ、「私はもう徳川の女‥ここで徳川の土となる」と気丈に振る舞っていたものの、故郷への想いは終生心に残っていたと思う。ラストシーンを見た時に「もう一度、ここに戻って来たかっただろうな‥」と篤姫の抑えていたであろう故郷への想いに、深く心を揺さぶられてしまった‥。当時の薩摩の女性は「男に尽くすことに生きがいを感じ、そのすべてを捧げるもの‥」とテレビで言っていたが、口で言うのは容易いだろうが、それを全うすることがどれほど困難で険しい道のりなのか?‥この篤姫の生き様を見るにつれ、本当に感銘を受けた!篤姫については最近では諸説紛々としており、家定を殺めただの、勝海舟の愛人だっただの言われているが、もう真実は闇の中であるが故に篤姫はドラマと同じように「徳川に尽くし、徳川の土となった」時代の波に翻弄されるも、自らの信念に基づき生きた「強く優しき薩摩の女」と思いたい。 主演の「宮崎あおい」は素晴らしかった。篤姫の一途な信念や「強さ」、「弱さ」、そして「優しさ」まで巧みに演じる柔軟性には舌を巻くばかりだ!相変わらず彼女の「目」の、多彩な表情を描き出す演技にも驚くばかり‥。他のキャストも万全だが、ことに家定の「堺雅人」には本当にビックリさせられた。奔放でありながら、真っ直ぐ芯の通った演技には感心した。宮崎あおいとの息もピッタリで 「よく見るとそちは、面白い顔をしておるのぉ‥」台詞まわしも家定の人となりを完璧に演じきる。彼の今までの評価を一変させた適役だ!出演者、脚本、音楽など‥近年稀な「大河」の傑作だと思います!
買ってよかった!
レビュー日:2008-12-31 評価:★★★★★
「篤姫」は、ストーリー、それぞれの配役、音楽、映像がとてもよく、運命の中で成長していく篤姫のしなやかな強さに励まされて、1年間楽しく見ていました。
DVDは、値段は高いけれど割引価格なので奮発して買いました。総集編でカットされてしまった場面がノーカットで充分に見られて満足です。
前半では薩摩藩江戸藩邸にいた時の篤姫の活躍と、英姫との別れの場面が好きですが、他にも薩摩女性の強さを持つお近さん、へたれている尚五郎さん、お殿様、家定様、西郷さん、お父さんお母さん他、皆さん演技とは思えない程役に合っていて、見応えがあります。戦のシーンもどろどろした負の感情表現もなくて、安心して見られる時代劇です。ディスクの装丁も美しい。